肝臓がんになりやすい人
2011年05月13日
肝臓がんは、その90%以上が原発性(他の臓器からの転移ではない)の肝細胞がんですが、その主な原因として、B型、C型肝炎ウイルスへの感染であることがほぼわかっています。
C型、B型肝炎ウイルス
C型肝炎では、ウイルスに感染後、慢性肝炎、肝硬変を経て30年ほどで肝臓がんが発生するというデータがあります。またB型肝炎では、肝炎の症状が顕著に現われない人や慢性肝炎の状態で肝臓がんを発症するケースもあります。
B型、C型肝炎ウイルスには、主に血液を介して感染することが多いため、分娩時の母子感染や血液製剤の注射による感染、注射針の使い回しなどが原因になることがあります。
アルコールの大量飲酒、発がん性物質
アルコールを大量に飲み過ぎる、肝臓に脂肪が貯まる脂肪肝、アフトラキシンというトウモロコシやナツメグなどに発生する発がん性のカビ毒が体内に入ることなどが肝炎ウイルス感染以外の原因として考えられています。
糖尿病患者
糖尿病患者に肝臓がんのリスクが高いという研究結果があります。