食道がん特有の症状
2011年05月13日
食道がんの症状は、がんができている場所と、どの程度進行しているかによって異なります。
食道がんの初期は、なんとなくのどに食べ物がつかえる感じや、飲食時にのどがしみるような感じがすることがあります。
進行するとがんの成長によって食道が狭くなるため、固形物がのどにつかえたり、胸が痛むことがあります。
さらに進行すると柔らかい食べ物や液体ゼリーのような流動物までのどにつかえるようになり、最後には水や唾液も通らず、もどしてしまうようになります。
のどがしみる感じ
熱いものを飲み込んだ時にしみるように感じるといった症状です。
のどがつかえる感じ
がんが大きくなると食道の内腔が狭くなり食べ物がつかえます。のどがつかえるような感じです。
体重減少
がんが進行すると体重は減少します。急激に体重が減ったら要注意です。
胸痛・背部痛
がんが食道の外に広がってまわりの肺や背骨、動脈を圧迫すると、胸の奥や背中に痛みを感じるようになります。
せき・血の混じったたん
がんが進行して気管、気管支、肺にまで広がると、せきや血のまじった痰が出ることがあります。
声のかすれ
食道のわきの声を調節している神経(半回神経)に広がると、かぜをひいたときのようなかすれた声になります。