癌治療情報センター 治療方法 ストロンチウム骨転移疼痛緩和療法

治療方法

●ストロンチウム骨転移疼痛緩和療法とは

ストロンチウム骨転移疼痛緩和療法は放射線療法の一つで、骨転移が一ヵ所ではなく、さまざまな骨にがんが転移してしまったときの痛みも和らげることができる治療法です。

がんは進行すると他の臓器や組織に転移し、そこで増殖を始めます。特に転移しやすいのは、脳、肝臓、骨といわれ、中でも骨転移はたいへん辛い痛みを伴うことが少なくありません。

また、がんが骨に転移してしまったときに治癒を目指した治療法はあまりなく、痛みを和らげるための放射線照射や鎮痛剤などの薬物投与が行われています。ただし、骨転移が一ヵ所以上におよぶ場合は、一般的な放射線や薬物療法では限界がありました。

ストロンチウム骨転移疼痛緩和療法は、身体の外からではなく、身体の内側から骨のがん病巣に狙いを定めて放射線を照射し、がんを攻撃・撃退することで痛みを和らげるという治療法です。この治療で使用する放射線を出す「ストロンチウム-89」という物質は、骨に集まる性質を持つことから、骨のがんに直接放射線を照射することができると考えられています。

ストロンチウム骨転移疼痛緩和療法の効果(メリット)>

多発性骨転移の痛みの緩和に適用

骨転移が一ヵ所だけでなく複数におよぶ場合、一般的な薬物療法や放射線療法では限界がありましたが、ストロンチウム骨転移疼痛緩和療法は体内で骨のがんに狙いを定めて放射線療法を行うため、全身におよぶ多発性の骨転移にも用いることができます。

注射による治療

治療で使用する、放射線を出す「ストロンチウム-89」という物質は、注射で体内に入れるため処置時間は数分ですみます。

<ストロンチウム骨転移疼痛緩和療法の副作用(リスク)>

ストロンチウム骨転移疼痛緩和療法は、完全に痛みがなくなるケースもあれば、治療を受けても効果が現われないケースもあるといわれています。また、副作用としては、白血球や血小板などの数が減ったり、ストロンチウム-89の投与後1~5日目くらいに痛みがやや強まるなどの現象が現われることがありますが、いずれも徐々に回復するといわれています。

癌の三大療法
  • 抗がん剤治療
  • 手術による治療
  • 放射線治療
統合医療
  • 温熱療法
  • 免疫療法
  • 代替療法
  • その他の先端医療
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