急性リンパ性白血病(小児)特有の症状
2011年05月13日
急性リンパ性白血病は、白血病細胞(がん細胞)の増殖によって正常な赤血球や白血球、血小板などが減ってしまう病気です。そのため、急性リンパ性白血病になると、それぞれの血球の役割に応じて、症状が現われることがあります。
貧血、めまい、ふらつき、動悸、息切れ、むくみ
正常な赤血球が減ると、貧血やめまい、ふらつき、心臓がどきどきする(動悸)、息切れ、むくみなどの症状が現われます。
肺炎、発熱など
正常な白血球が減少するとウイルスや細菌に対する体の抵抗力が弱くなるため、発熱したり、肺炎を起こしたり、かぜに似た症状が現われることがあります。
鼻血、歯茎からの出血、青あざ
正常な血小板が減少すると、出血が止まりにくくなるため、鼻血、歯茎からの出血が起きたり、皮膚に青あざができやすくなったりします。
頭痛、吐き気など
白血病細胞はリンパ組織や他の臓器に広がることがあります。特に脳や脊髄などの中枢神経に広がりやすく、その場合は頭痛や吐き気などの症状が現われることがあります。