子宮体がんのステージ(進行度)
2011年05月13日
子宮体がんは子宮の内側を覆っている内膜に発生しますが、進行すると子宮の筋肉、子宮頸部、卵管、卵巣にまで広がります。さらに進行すると骨盤内や大動脈周辺のリンパ節に転移し、腸、肺、肝臓、骨などに転移します。
子宮体がんのステージ(進行度)は、大きく5段階に分類されています。
子宮体がんのステージ
0期:子宮内膜に異型細胞(正常の細胞とは異なる異型増殖状態の細胞)の増殖が認められる状態
Ⅰ期:がんが子宮体部内にとどまり、子宮頸部やそのほかの場所にがんが認められない状態
Ⅱ期:がんが子宮体部を越えて、子宮頸部に広がった(子宮の外には広がっていない)状態
Ⅲ期:がんが子宮の外に広がっているか、あるいは骨盤を越えて外には広がっていない状態。または骨盤内あるいは大動脈周囲のリンパ節に転移が認められる状態
Ⅳ期:がんが骨盤を越えて、子宮以外の他の臓器や組織に広がるか、または膀胱、あるいは腸の中に広がっている状態