胃がん特有の症状
2011年05月13日
胃がんは初期にはほとんど自覚症状がありませんが、胃がんに伴って起こる胃炎や胃潰瘍の症状が、早期胃がんの発見の大切な兆候となることがあります。
胃がんが進行すると、胃がんそのものによる特徴的な症状が現われてきます。
悪心、嘔吐、食欲不振
胃がんによって食べ物の通りが悪くなり、胃が重くなったり、吐いたりすることがあります。そのために食欲がなくなり、胃炎や潰瘍を合併している場合はそのせいで吐き気や嘔吐があります。
やせる、体がだるい
食欲がなく、食べても吐いてしまうために、やせて、倦怠感が出ることがあります。また食べていても、がんに栄養を取られてしまったり、がんからの出血のためにやせて、だるさを感じたりすることがあります。
吐血、下血、貧血
がんの表面が崩れて出血を起こすために、血を吐いたり、便に血が混じったりすることがあります。わずかずつでも出血が続いていると、貧血になります。合併している胃潰瘍で同様の症状が現われることもあります。
腹痛、腹部不快感
みぞおちのあたりに痛みが起きたり、お腹に鈍い痛みや不快な感じが現われることがあります。
胸やけ
胃がんが食道と胃の境目あたりにできると、食べ物の通りが悪くなり、つかえたり、食べたものが逆流してくることがあります。