癌治療情報センター 癌の種類 ●胃がんとは

癌の種類

●胃がんとは

胃は食べたものを一時的に蓄えたり、小腸で栄養を吸収しやすいように胃液によって消化したりする働きをします。

胃は細長い袋状で、食道からの入口部分を「噴門(ふんもん)部」、胃の中心を「胃体部」、十二指腸への出口部分を「幽門(ゆうもん)部」と呼びます。

胃の壁は5層でできていて、最も内側は胃液や粘液を分泌する粘膜、最も外側は腸も含めた臓器全体を包み込む腹膜(漿膜)、その間に飲食物をミキサーのようにかくはんする筋肉の層などがあります。

胃がんは、胃の粘膜にできるがんで、約95%が胃液を分泌する細胞から発生した腺がんだといわれています。

胃がんには大きく「分化がん」と「未分化がん」の二つのタイプがあり、分化がんは進行すると固まりになって大きくなり、肝臓に転移しやすい胃がんです。大きくなるスピードは比較的遅く、検診などで発見できる5mm程度の大きさになるまで何年もかかるといわれています。

もう一つの未分化がんはたいへん強い増殖力があり、他の臓器などにも転移しやすい悪性の胃がんです。「スキルス胃がん」とも呼ばれています。

癌の三大療法
  • 抗がん剤治療
  • 手術による治療
  • 放射線治療
統合医療
  • 温熱療法
  • 免疫療法
  • 代替療法
  • その他の先端医療
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